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気に入ったマタニティ服を着よう

妊娠、出産したときの体型の変化に悩んだことがあります。
妊娠初期は問題なく過ごしていましたが、徐々に今までの着ていた服が身体に合わなくなり、仕方なく決して自分の好みではない単に大き目の服を着るようになったのです。
ですが自分の好みではない服を着ることは想像以上にストレスとなり、鏡を見ることが本当に嫌になり、それはやがて苦痛に変わっていきました。

着たくない服を着ることで、外出する機会も減り、家に閉じこもるようになりました。こうなると、気持ちはどんどん落ち込んでいき、出産、子どものことを考えることも億劫になっていったのです。 私は初めての妊娠で、出産後の子育ての不安などもあり、子どものことを一番考える、そして自分のことは後回しにすることが母親の務めと思っていました。
妊婦はおしゃれをしてはいけないし、そんなことを考えるのはだめな母親なのではと誰にも相談できずにいました。

そんなある日、検診先で保健師さんに会う機会がありました。そこで思い切って自分の気持ちを言ってみました。すると意外な言葉が出てきました。 「お母さんが子どもを一番に考えるのは素晴らしいことです。お母さんの笑顔は子どもを幸せにしてくれます。でもそんな頑張っているあなたが笑顔でないのはいけません。自分のことをかわいがってあげてください。時には自分自身を甘やかしてあげることも大事なんです。」
その言葉を聞いて気がつきました。
母親が笑顔でいれば自然と子どもに対しても笑顔でいられるということです。私自身が幸せな気持ちでいることが大切なのだということです。

この出来事からすぐに私は体調面の理由から長期入院をしていました。なので外出することもできず、食事制限もかかり今まで以上にストレスを感じてしまう状況になってしまったのです。
そのような制限の多いなかでも楽しく生活できたのは服のおかげです。
保健師さんとあってから私にとって服とは自分の気持ちを軽やかにしてくれるものであり、落ち着かせてくれる一番身近な物なのだと思っていました。
そこで入院をきっかけに自分の好きな洋服を着ようと思ったのです。
生まれてくる子どもの服を見ているときの気持ちを自分にも当てはめてみようと思いました。
すぐに行動に移しました。手間を惜しまず、かわいらしく、自分好みのマタニティウェアを自分のために探し購入したのです。

自分のために服を選ぶのは久しぶりです。でもこれだけのことでもワクワクしていました。 これまではマタニティのものではない服で大き目のものを購入していましたので、いざ着てみると大きめサイズはお腹周りのみが合うだけでした。ほかの部分がまったくあわないのです。仕方なく機能性重視で服を着ていました。ですが最近のマタニティウェアは本当にかわいらしく、機能性も優れています。なのでデザイン重視で楽しく選ぶことができました。いざ着てみると、身体にぴったりと合い、きれいに着こなすことができました。自分の姿を鏡で見ることも苦ではなくなり、とても幸せな日々を過ごすことができました。

お気に入りの洋服を着るようになってからも、入院生活は続きました。
産前、産後いろいろと大変なこともありましたが、自分の好きな服を着ていることで気持ちも前向きになりなんとか乗り越えることができました。外出することが楽しくなったのです。
妊娠、出産は女性にとって大変な出来事です。今までの自分中心であった生活が子ども中心となり、また今まで当たり前にできたことができなくなってしまうこともあると思います。
忙しい日々の中でも余裕がなくなったりすることもあります。そんなときは自分の好きな服を着ることで、気持ちを明るくさせてくれたり、気持ちを引き締めたりしてます。

あれから数年が経ち、あのとき生まれた娘も年中になります。すでに娘には好きな色の服があり、そのタイプのものしか着ません。かわいらしい服など、自分の中でちゃんとしたイメージがあるのです。
そして好きな服を着た娘は本当に幸せそうで、見ているこちらも嬉しくなります。
そんなとき、また気がついたことがあります。それは着ている本人もですが、それを見ている周りの人も幸せな気持ちになっているこということです。私はなんだか幸せを分けてもらえた気がしていました。 つまり服を着るということは身体を覆うというだけではないと思います。心や身体に様々な影響を与えてくれるものであり、女の子にとってはなくてはならないアイテムなのです。

また、自分だけではなく、周りの人にも影響を与えるものなのだということです。
ママが笑っていればみんなが笑える、これが一番の幸せだと思います。
そのままの幸せを手助けしてくれるひとつの手段として服があるのだと思います。
もちろん年齢は関係ないと思います。女の子は何時、どんなときでもおしゃれしなければいけないと思います。

そこから笑顔が生まれ、幸せが生まれてくるはずです。
服のもたらす影響は想像以上なのかもしれません。


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